ウ蝕・歯周病予防プロジェクト

桜川歯科医院は、あなたの健康をサポートする専門家集団です。 私達と協力して、あなたの大切な歯を守ってみませんか!

ウ蝕予防プロジェクト

医療法人愛和会桜川歯科医院では、「ミニマル インターベンション」をさらに進化させた、
「ミニマム インターベンション」を推奨し、実行しております。

治療方針

1)歯および口の健康は、よりよく生きるために必要不可欠です。

一生自分の歯で、食べ物を咬む事ができれば、人生は活気にあふれ、楽しい生涯を全うできるはずです。
我々、人間は、食べるために生きているといっても過言ではありません。
寝たきりで美味しいものを口から食べる事もできない状態を、想像してみて下さい。
寝たきり状態とは、身体の自由を失った状態です。身体の自由が奪われた時の唯一の楽しみは、美味しいものを食べる事です。
その時に、口から美味しいものを食べる事ができない。何と不幸な事でしょう。
また、口からものを食べる事は、「病気の予防」にもつながります。
気づいた時が、出発点です。

私達は、あなたの健康をサポートする専門家集団です。
是非、私達をうまくご活用下さい。
私達と協力して、あなたの大切な歯を守ってみませんか!
2)悪くなってから歯医者に行くのではなく、悪くしないように予防しませんか!

今までの、歯医者さんの利用は、歯が痛くなったので、治療に行くというものでした。 歯が痛くなってから、歯医者さんに行くから、さらに痛い思いをするのです。 結局、歯が痛くなったら、治療するという考え方じたいが、間違っていると思いませんか?

当医院では、虫歯と歯周病の原因と予防法がわかっています。
科学的に診査・診断し、総合的歯科医学に立脚した判断のもとに「あなたやあなたのお子さんにとって最高の予防歯科プログラム」を提供させて頂きます。

この「予防プログラム」にそって実践すれば、必ずや良好な結果が得られ、一生自分の歯で食事する喜びが得られるはずです。

ぜひ、ご検討ください。

2.口腔疾患の種類とその特徴

1)歯科の二大疾患とは?

歯科における二大疾患とは、虫歯(ウ蝕)と歯周病(歯槽膿漏)です。
虫歯は、幼児期や学童期にかかりやすく、大人になるに従ってかかりにくくなります。
大人がかかりやすい虫歯は、歯周病で歯肉が退縮し歯根が露出した部分にできる、根面ウ蝕です。

今までは、子供はかかりにくいと言われていた歯肉の病気が、柔らかい食事を好む最近の子供に増加しています。

歯周病は例外なく、大人に多く、歯を失う原因となっています。

これら歯科の二大疾患の原因は、バイオフィルム(ばい菌のかたまり)です。

そのかかりやすさと進みぐあいは、免疫力(ばい菌に対する身体の抵抗力)で異なるため、個人によって違いが出てきます。

2)人によって、かかりやすさと、かかりにくさがあります。

そこで、あなたやあなたのお子さんが、虫歯や歯周病にかかりやすいのか、かかりにくいのかを、的確に判断する必要があります。

当然、かかりやすい人の予防法・治療法と、かかりにくい人の予防法・治療法は異なります。

当医院では、科学的な検査法を駆使して、あなたやあなたのお子さんにあった予防法・治療法をご提供させて頂きます。

3.これからの歯科医院のありかた

1)歯医者さんの上手な利用法。

虫歯も歯周病も原因菌(病気を起こすバイ菌)による感染症です。感染症とは、あなたが他の人にうつす可能性と、あなたが他人にうつされる可能性のある病気のことです。

感染症である虫歯や歯周病が発病する前の潜伏している期間や初期のうちに発見し、治療と予防処置を行う事で、痛みのない治療を受けることができます。

しかし、一言で虫歯や歯周病といっても、人それぞれ虫歯や歯周病のかかりやすい人やかかりにくい人、生活環境、口の中の環境、ダ液の出る量など個人によってすべて異なります。

当医院では、あなたやあなたのお子さんに適した科学的な診断のもとに、最善のプランを考えて治療を行います。

それに加え、予防のために必要な目標と具体的な方法をプログラミングして、実行して頂きます。あなたに適した、あなた独自のプログラムを、確実に実行することで、虫歯や歯周病になりにくくなります。毎日の歯磨きができたら、1ヶ月に1回は、歯医者さんに行って、専門の知識と技術、専用の器具を使って衛生士さんに歯磨き指導と歯磨きをしてもらいましょう。

4.患者さんの考え方

1)日頃の歯ブラシが大切です。

なんといっても、虫歯と歯周病の予防には、歯磨きが最も大事です。
こんな事をいうと、「私はいつも、歯ブラシしているから大丈夫。」という方が必ずいます。
でも、ちょっと待って下さい。

本当に、あなたやあなたのお子さんの歯ブラシ方法で、きちんと歯が磨けているという自信がありますか?

歯を磨くという行為と歯が磨けていてバイ菌が落ちているという状態は、全く違います。
バイ菌を落とすような歯の磨き方を、徹底的にマスターしてもらいます。

歯磨きは、虫歯や歯周病予防には、必要不可欠なものです。

自分で行う毎日の歯磨きと、1ヶ月に1回、歯医者さんでの歯ブラシを行う事が、確実な予防法である事を知っておいて下さい。
2)自分の健康は自分で守りましょう。

虫歯も歯周病も原因菌(病気を起こすバイ菌)による感染症です。ですから、虫歯や歯周病にかからないために、適正なブラッシングと日頃から細菌に打ち勝つための抵抗力をつける必要があります。そのためには、日頃の生活習慣のなかにこれらの事を取り入れる必要があります。

しかし、残念な事に現在の日本は、このような考えのもとに日頃から努力している日本人があまりにも少ないのが現状です。あなたもご存知のように、生活習慣病が、日本国民をむしばんでいる事実が、この事を証明しています。

その上、野菜の栄養価は、昭和30年代と比較して現代は、1/5になっています。現代は、十分な免疫力(バイ菌に打ち勝つ力)を、食べ物からとる事は不可能になりました。 では、どのようにしたら良いのかというと、日本人に適した、主食、主菜、副菜、汁物を、朝、昼、晩、決まった時間にとり、科学的に証明されたサプリメントをとるしかありません。随時ご相談にのりますので、ご遠慮なく受付までお申し付けください。

また、せっかくウ蝕予防プロジェクトを申し込んで、あなたやあなたのお子さんに最適な「予防プログラム」を作成しても、実行してくれなければ、効果は期待できません。

歯医者さん任せにするのではなく、自分の身体の健康は、自分で守るという固い決意が必要です。そのための勇気づけや専門的なアドバイスは、当医院の衛生士が中心になって全力でバックアップ致しますので、「予防プログラム」を確実に、忘れずに行って下さい。

5.虫歯(ウ蝕)予防には終わりがない

1)メインテナンスが重要です。

せっかく予防プログラムや治療がおわったからといって、安心するのはまだ早いです。虫歯予防には、終わりがありません。虫歯や歯周病は、感染症であるという事を忘れないで下さい。感染症には、潜伏期間があります。潜伏期間とは、感染しているにもかかわらず、いっけん無症状に思える期間です。虫歯も歯周病もバイオフィルム感染症です。バイオフィルムとは、カビ(真菌)のバリアにバイ菌(細菌)が守られて悪さをする状態です。このバイオフィルムは、3ヶ月で再構築されるという研究データがあります。ですから3ヶ月以内にバイオフィルムの核となる、プラークを除去する必要があります。

そこで、バイオフィルムが再構築される前に、プロフェショナルバイオフィルムコントロール(歯科医師や衛生士による専門的なバイオフィルム除去法)をおこなって、虫歯や歯周病の再発を防ぐ必要があります。

くわえて、人によって考え方や実行力、生活環境が全て異なるので、できれば1ヶ月に1度は、メインテナンスを受ける必要があります。

メインテナンスは、あなたやあなたのお子さんの健康のために必要である事を、忘れないで下さい。

メインテナンスを軽視しないで下さい。リコールでメインテナンスに応じている人は、確実に予防効果が現れています。それに対し、メインテナンスを軽視して、リコールに応じない人は、確実に再発しています。

自分の健康は、自分で守る時代です。

私達と一緒に健康管理をしていきましょう。

6.虫歯(ウ蝕)の成り立ち

1)虫歯ができるまで

虫歯(ウ蝕)は、細菌による感染症です。虫歯の原因菌は、ミュータンス菌やラクトバシルス菌などです。これらの細菌は、歯に取り付いた食べ物カスから栄養を取り、酸を作ります。当然、細菌は歯にくっついているため、細菌が出した酸は、歯を溶かしていきます。このように歯が溶かされた状態を、虫が食べたような穴があくことから、虫歯といいます。

人間の身体には、この酸と闘おうとする力があります。この力は人によって異なります。この力が、ダ液や歯の質です。でも、いくらダ液が多くても、歯の質が強くても、細菌がだす酸にさらされる回数が多かったり、時間が長かったりすると、酸との戦いに負けて、虫歯になってしまいます。つまり、虫歯とは、細菌と身体の闘いなのです。

2)虫歯の本当の原因
虫歯

虫歯の本当の原因は、主に3つあります。

  1. 虫歯菌の数が増加する。
  2. 歯を守る力が減少する。
  3. 食事の回数が多く、だらだらと食事している。

この3つの組み合わせが同時に長い時間経過すると虫歯が出来上がります。

ですから、この3つのどれかがなくなれば、なくすことができれば、虫歯にはなりません。だからといって歯がなくなっては、困ります。また、虫歯の原因の組み合わせは、人のよってそれぞれ異なります。

毎日歯磨きをしていても、虫歯になる人と、ならない人がいるのはそのためです。

虫歯の原因が異なれば、予防法も違ってくるのです。

効果的な3つの予防法

  1. 虫歯菌の数を減らす。
  2. フッ素を応用して歯を強くするとともに、ダ液の力を十分に利用する。
  3. 生活習慣を見直す。

これらのうち、科学的診断方法で診断し、あなたやあなたのお子さんにあった予防方法をご提案します。

7.成人に多い歯頚部カリエス(虫歯)

歯頚部カリエスとは、歯周病などで歯肉が下がって(退縮して)歯の根が露出した場合、その露出した根面にできる虫歯のことです。歯の根の部分は、エナメル質ではなく薄くて柔らかいセメント質で覆われていて、そのすぐ下は象牙質でできています。象牙質は、エナメル質より酸に侵されやすくできています。

エナメル質の脱灰(溶けること)は、PH5.5以下で生じますが、象牙質ではPH6.2といわれています。この酸のPHの差(酸性度の違い)をわかりやすく示すと、約5倍強い酸ということになります。象牙質は、エナメル質に比べて1/5の酸で溶かされしまうことになります。いかがです?根面齲蝕はこんなにもできやすいのです。 以下に該当する人は、虫歯(特に根面齲蝕)になりやすい人です。

  1. 食事回数の多い人や食事の時間の長い人
  2. 「のど飴」などの飴を、いつもなめ続けている人
  3. ダ液分泌量の極端に少ない人
  4. 歯周病後のプラークコントロールの悪い人

8.ウ蝕と食事(食事と酸(PH)との関係)

食事をとると、口の中は数分で酸性になり(PHが低くなり)歯の表面のエナメル質の成分(カルシウム・リンなど)が溶かされます。これを脱灰(ダッカイ)といいます。そのままの状態で40分位経過すると、ダ液の力で酸は中和され、歯の表面のPHが高くなり、溶かされた歯の成分はもとに戻されます。このことを再石灰化(サイセッカイカ)といいます。

  1. A図:朝食・昼食・夕食を定期的にとって間食をしない場合は、食事で低くなったPHをダ液の力で中和します。そして、再石灰化が起こります。
  2. B図:夜寝る前に飲食し、そのままの状態で就寝すると、睡眠中のダ液の分泌量は減少するので歯が酸にさらされる時間が非常に長くなるため、再石灰化が起こりにくくなり、虫歯になる危険性が格段に上昇します。
  3. C図:食事と食事の間におやつや夜食を頻繁にとると、常に口腔内が酸性状態になり、再石灰化する時間がなくなり脱灰が長く続き、再石灰化が起らず、虫歯になる危険性が格段に上昇します。
  4. D図:ダ液の質や量が劣っていると酸を中和する能力(ダ液緩衝能)が低くなり、飲食後、ダ液が中和することができにくくなるために中性に戻ることができず、酸性状態が長くなり虫歯になりやすくなります。

9.ウ蝕とフッ素(ウ蝕予防に有効なフッ素)

フッ素はウ蝕予防に対し、以下の4つの働きをします。

  1. 再石灰化の促進作用
  2. 石灰化のときにフルオロアパタイトを生成し、より耐酸性の高い(酸に強い)歯質を作る。
  3. 酸の生成を抑制する。
  4. 抗菌作用がある。

歯とダ液とプラークの間では、常にカルシウムとリンの交換、つまり脱灰と再石灰が交互に繰り返されています。このとき、酸性状態(PH低い状態)が続くと、脱灰が進行し初期ウ蝕を作ります。しかし、そこにフッ素があれば、フッ素が歯の再石灰化を促進し、エナメル質の表面にフルオロアパタイトを生成し、より耐酸性(酸に抵抗する力)の高いエナメル質を作り出します。またプラーク中の細菌の出す酵素を阻害(出しにくくすること)する働きがあるため、酸の酸性も抑制します。

10.サプリメントの有効性

農薬、遺伝子組み換え、ハウス栽培、化学肥料、土壌汚染などさまざまな原因により野菜の栄養価が年々減少しています。それにBSE・ホルモン注射、薬漬け養殖等により肉や魚の汚染も深刻です。

現代は、通常の食事のみで栄養価をまかない、健康を維持するのは、不可能であると思います。

アメリカ医学学会誌(JAMA)2002年6月19日号で、ハーバード大学の2教授(Rovert H Fletcher, MD, Mso (ロバートH・フレッチャー博士)&Kathleen M. Fairfield, MD, DrPH (カトレーンM・フェアフィールド博士)は、サプリメントの必要性を強調しています。
現在の食生活では充分な栄養補給は絶望的である事。そして、「すべての成人は毎日、総合ビタミン剤を取ることが必要である。」と強調しています。

より健康で充実した生活を望むならば、高品質のサプリメントを選び、それを毎日取ることが必要なのです。

当医院の推奨サプリメントは、ビタミン・ミネラル・植物栄養素で構成され、スタンフォード大学をはじめ、世界中の大学医学部、その他の医療機関で、その有用性が証明されています。アメリカでは、1日2パックを60日間摂取することでバイオフォトニックスキャナーによる抗酸化値が上昇するという結果がでています。

通常の食事では到底満たされない量でも、当医院推奨サプリメントなら、1日2パックで済みます。

適正なサプリメントをとることは、虫歯の予防や歯周病の予防だけでなく、自分の免疫力を高め、感染症予防に絶大な効果を発揮します。当医院の推奨するサプリメントは、歯科の最高峰の国際学会であるIADRで発表されて、その有効性が高く評価されています。

11.効果が最大限に発揮できる最適な予防法をご提案します

あなたやあなたのお子さんが、虫歯になりやすかったとしても、がっかりしないで下さい。この予防法を実践することで、1年後には虫歯にならない可能性を、大幅にアップさせることができます。

診断ソフトの結果

これから、虫歯にならないように、当医院のスタッフと一緒に、真剣に予防に取り組みましょう!

虫歯や歯周病になってから治療するのではなく、ならないように予防しましょう!

12.最後に

適切な測定をして、正確な検査結果を出すために、検査日の前日からの注意事項を厳守して下さい。

  1. 検査前1時間は、飲食・喫煙・歯磨きをしないで下さい
  2. 検査前12時間以内に、アルコールが含まれたマウスウォッシュ(洗口液)でうがいや口をゆすいだりしないで下さい。
  3. 検査前に運動をすると、ダ液の分泌が減りますので、なるべく運動は避けて下さい。
  4. お薬を飲んでいる方は、検査前日までにスタッフまでお申し出下さい。

不安やわからないことがありましたら、ご遠慮せずにスタッフまでおたずね下さい。

予防歯科外来のある歯科医院

医療法人 愛和会 桜川歯科医院030-0945 青森市桜川三丁目14番17号